修復の基本は古(いにしえ)の人々の知恵。作品に負担をかけない最高の技術を求めて
過去から現代へと伝わる様々な資料は先人たちの残した貴重な文化遺産です。しかし、その貴重な文化財も、経年による、破損、虫損、シミ、カビなどの劣化損傷、火災、水害、震災などによって日々失われつつあります。この貴重な文化財を後世に残して行くためには、適宜、修復・保存処理を行う必要があります。
しかし、ひとえに修復・保存とは言っても資料の種類・状態によってその手段・方法は多岐にわたります。弊社では、数多くある修復方法の中から資料に最も適した方法を選択し、修復を行います。
良い修復がなされている作品は基本的には水分を与えるだけで容易に解体し、また新たに装丁しなおすことができます。弊社が行う修復作業も50年後、100年後、再度修復が必要になったとき、いつでも解体できることが基本です。それが恒久的にその作品を守り、保存して伝えていくことでもあるのです。
裏打ち修復
資料に和紙を裏打ちして修復する古来からの技法です。
漉きはめ修復
資料に資料と同質の紙の原料を流し込み、虫食いや欠損部分にのみ新たな紙を形成して直します。資料の状態が悪いものほど効果的です。欠損部分にのみ新たな紙を形成するので、厚みが変わったり、両面ものの片面がめなくなることもありません。
手直し修復
欠損部分に合わせた補紙を作りあてがって修復する技法です。裏打ちや漉きはめとは違い、水分をほとんど使用しないので、色落ちがの危険が高いもの等に効果的です。しかし欠損部ひとつづつに補紙を製作するので時間とコストが非常にかかる修復方法です。
洗い・しみぬき
資料についたスス、シミ、カビなどの汚れを洗浄し除去します。洗浄することでもとの古色、風合いがなくならないように処理します。
補彩・補色
希望により部分的に色をつけて欠損部が目立たないようにします。
HOME

















