
人手をかけた自然換気方式で、書庫をベストな環境に

修復し脱酸処理を施した資料をより長期にわたって良好な状態で保管するためには保管場所の環境や取扱いに注意するともに、資料を紫外線・酸性化・虫・温度・湿度変化等様々な外的要因の変化から保護する必要があります。
蔵書の保管環境はエアコンに頼ると冬場に害虫は死にませんし、万一停電になると急激な温湿度変化で蔵書に悪影響をがでますので、あくまで自然換気方式をお勧めします。夏場は補助的に除湿機を使いますが、普段は室内の各所に置いた湿度計をこまめにチェックし、窓の開閉による換気で環境を安定させることをお勧めします。
書庫を常にベストの環境を保つ。貴重な古典箱はここで吸湿性の極めて高い桐箱に収め、定期的に曝涼(ばくりょう)「虫干し」を施し、半永久的に保存をされることをお勧めします。弊社ではこのような保存環境の道具として資料(保管物)のサイズ、お客様の御要望に合わせた各種保存ケースを製作いたします。
帙(ちつ)

和装本(和綴じ本)に昔から使われている布製のケースです。
巻き帙・四方帙・箱帙といった種類があり、中に納められる冊数によって異なります。
中性紙ケース

書簡、地図、一枚物資料など大きさや厚みが多様なものや、ある程度まとめて分類、整理する場合に便利です。
資料の酸性化防止のため中性紙を使用しています。
形式や大きさに決まった形はなく、資料の形状、保存、用途に合わせて製作します。
桐箱
材料の吟味から、製造工程のひとつひとつまで拘った桐箱です。桐箱の気密性は保管物に大きな影響を与えます。その気密性を保っているのが印籠蓋です。蓋がアマ過ぎてガタガタの物は外の湿気を箱の内部に持ち込む事でカビや虫食いの原因を作ってしまいます。美術品は多くの墨や様々な絵の具が使われています。虫食いはその墨や絵の具から発生するといわれます。桐箱の命である印籠蓋は甘からず硬からずの桐箱をお奨めします。
印篭蓋の他に「台さし」「かぶせ蓋」 など保管するモノに応じて箱の仕様を変えることができます。受注生産にて承ります。
匠 -製品仕様、様々な用途に合った「桐箱」-
「桐箱」 -製品ラインアップ-
特注サイズ、特別仕様など用途に応じてご相談承ります。資料請求、御見積、お問い合わせフォーム、電話にてお気軽にお問い合わせください。
製品のお取り扱いについて
製品表面の変色について
- 桐の天然材を使用する「桐箱」は、空気中の湿気を吸収して変色(薄い黒や赤)する場合があります。(変色自体は桐の特性のため、使用上問題はありません。)
- 内容物をよく乾かないうちに収納すると内部にカビ等の発生原因になります。汚れた手、濡れた手で触ると、触った箇所にシミや変色が発生する場合があります。
製品のキズ等について
- 桐は非常に柔らかい素材でもあります。わずかな衝撃でも表面にキズ、凹みがつきます。お取り扱いには充分にご注意下さい。
- 補正にはキズ部に濡らした布をあてアイロンで温めます。仕上げにヤスリをかけるときれいに仕上がります。
※上記写真はあくまでもイメージです。実物とは多少異なる場合があります。
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